山梨県 カスリーン台風

カスリーン台風
(参考『若草町誌』一部加筆)
昭和二十二年九月には、カスリーン台風が来襲した。十三日から十五日にかけて五〇ミリの豪雨があり、岳麓地方、笛吹川筋を中心に大きな被害があり、浅原橋を始め桃林橋、浅利橋、富士橋、飯富橋などの大橋はすべて流失した。
昭和二十三年九月には、アイオン台風が甲府で二五五ミリの大雨を降らせ、大月市、北巨摩、東山梨に被害があった。
昭和二十五年六月の梅雨前線豪雨、八月豪雨、
昭和二十八年九月の十二号台風、
昭和三十一年九月の十五号台風と続き、
昭和三十三年九月の二十一号、二十二号台風は北巨摩郡下に大きな被害をもたらした。特に武川村を中心に、大武川の増水により中央線、道路は寸断され、堤防の決壊による人家の浸水など惨懐たる状況であった。