入会山と山論(武川村誌 現在は北杜市武川町)諸文献

入会山と山論(武川村誌 現在は北杜市武川町)諸文献
寛永十七年(1640)三月二十日には、塚川村より黒沢村庄五郎宛、清兵衛家寛永年中は庄五郎と申候と添書のある入置中手形之事という文書が提出されている。書面の内容は入会料滞納に伴う詑状である。
 
寛永十七年(1640)十二月二十四日の日付けで「牧原村より黒沢村小兵衛、清兵衛宛に、後日の為手形件の如し」として文書が提出されている。
その内容は、牧原村の者たちが事情も知らずに入会地で無法なふるまいをした上に、役所に訴訟をしたことの詑状である。