大町桂月の和歌 駒ヶ岳

 明治から大正時代にかけて高名の国文学者大町桂月は、晩年二回駒ヶ岳に登った。その折の即興の歌は町内各処に数多く所蔵されている。
大町桂月の和歌 
大正十二年夏駒ヶ岳にて
夜もすがら高根のうへに焚火して
          寝ながらに見る十五夜の月
 
大正十三年七月駒ケ嶽に登りて
七月に来て七合の室七丈
          主人七兵衛年も七十
忠    桂月
     我が国は人の住家のある限り
          忠を宣伝するすゝめかな