白州町 水害時の避難場所について

水害時の避難場所について
最近北杜市の避難マップを見せていただいた。このマップでは白州や武川の水害時の避難先は適格ではない。それは集落ごとに存在する小河川について、その対策が及んでいない。地震で直接被害を蒙る場合や地震により起こる砂岩地域の崩落は局地的であり、短時間で里に影響を及ぼす。尾白川は先述したように日向山周辺の崩落や陥没が多く、治山対策の土砂崩れ対策ダムさえ崩落している場所もあり、また崩落寸前のものもある。岩石の隆起も直線的で、崩落が何時起きても不思議ではない状況下にある。地震で土砂が崩落、それに多くの樹木が重なり、自然ダムを形成し、そして下流に一気に流れ出し下流の集落を襲う。水害の恐ろしさは、白州や武川の多くの人たちは実際に体験している。
現在避難場所に指定されている多くの学校なども統廃合され、地域とはかけ離れた存在に成りかねないし、非難場所の確保も困難になる。
水害要因の危険性が最も心配されるのは、尾白川流域の砂岩地帯であるが、神宮川も危険な状態が続いている。崩れる土砂が流れ、ダムの上部に盛り上がっていて、集中豪雨などで大災害の起こることは、上流の欠損箇所や決壊個所の多さが示している。