白州町上教来石 山口関所跡 町指定文化財

白州町上教来石 山口関所跡 町指定文化財 
上教来石山口昭和四八・一二・一指定
 
甲斐二十四関の一つで小荒間・大井ケ森・笹尾の口留番所とともに信州口に対する関門として重視され、常に番卒を駐在させ、村役下番を使って取り締りを厳重にした所である。山口番所の番人は名取久吉、二宮勘右衛門。名取の役宅は街道西、二宮の役宅は街道東にあり、番小屋は東側にあった。下番人二人は村役である。関所跡には「鳳来山口関趾」の碑が建てられてあり、荒田の伏見家には番所の小道具である「さすまた」「そでがらみ」「六尺棒」などが保存されている。