武川町、明治時代の和歌 野本央氏「百花園」所収

 武川町、明治時代の和歌・漢詩 野本央氏「百花園」
 明治三十一年(一八九八)甲府の佐野適正が編集発行したもので前輯上下・後輯上下
書画、俳語、和歌、漢詩を集録
武川村関係者の和歌(一部白州町)が次のとおり記されている。
  駒城村 (柳沢)野本央
   寄桜恋
  八重桜はのかに夫れと見てしょり 恋てふ文字に胸焦がしけり
   恋
  我か恋は富士の高嶺の雪なれや 積り積りて消ゆるときなき
   賀出産
  たつも釆ていつれなかしと比ふらん 千代をしめたる松の操子
   賀結婿
  あひおいに妹背の中を祝ふても 千代よふ声の高砂の山